日本舞踊師範&留学アドバイザー『ゆうこ』のブログ@群馬・桐生

海外留学・旅行会社勤務の経験と、日舞と着物着付けの師範という立場で、留学のアドバイスを致します。群馬県桐生市は和の文化がギュッと詰まった素敵なまち。ここから留学準備を応援していきます。

生活に密着した『染』 ~土田産業さん①~

創業は大正2年。
今年の10月で103年目になる「株式会社土田産業」さん。

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今回腰塚さんにご案内いただき、
私にも分かるように丁寧なお話のお陰もあり、
染色・シルク製品への 見方がすっごく変わりました。
 
土田産業さんは、着物・帯からシフトチェンジを重ね、現在は産業資材やファッション業界への関わりを深めることで独自の技術を開発。 
その染色に対する技法が、さらに様々な分野・業界で重宝されているとのこと。
 
書ききれないので書きませんが(笑)
正直、
染めの技術が、こんにも私の生活に密着していてるなんて思いませんでした。
快適な日常はこういうところにもつくられていたんですねー。
 
広ーい工場の中には、
600キロ(!)の反物が染められる染色機、
長さ40メートルのセット機というおっきな乾燥機、
イタリアから取り寄せた起毛加工の専用機械、
など、産業としての「染め」を拝見し、圧倒され。

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その一方で、
産業資材の技術+染色の技術から、特殊な柔軟剤(みたいなもの)をつくられ、
シルクにその特殊な加工をすることで、洗濯機で洗えるシルクができるようになった、とのこと。

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大きな産業資材っていう分野から、より繊細なシルクっていう糸に技術が反映されるなんて。
ちょっと扱いにくそうなイメージだったシルク製品ですが、実は身近に手にできるようになっていたんだなぁと知りました。
 
専門職の方の経験と知識、
日々の研究・開発して進化されている細かな技術に、
驚きと感動の時間でした。
 
まだまだ奥が深そうだ~