日本舞踊のお稽古が、タフな私の基本エクササイズ。
ゆーったり、優雅な雰囲気の日本舞踊。
歯を見せずに、涼しい顔で表現するし、
跳んだりはねたりする振付が少ないので、
それほど運動量がないように見られたりします。
が。
日頃使っていない筋肉を結構使うんです。
静かに動くので関節などカラダへの負担も少なく、
体型維持や健康管理にもバッチリなエクササイズになりますよ。
まずは、太ももと腰。
ここへのチカラの入り方は、想像以上だと思います。
常に中腰。
椅子に座る途中みたいな膝加減のところで立っています。
ここでプチスクワット。
上半身は前に倒れたりブレないように、『腰を入れて』スッと立ちます。
腹筋と背筋に良い刺激があります。
よく天井からひもでつられているようにって言いますが、まさしくその通り。
だからと言って、上半身にはチカラは入れません。
むしろ肩のチカラを抜いた状態で柔らかく表現します。
次に腕。
開く範囲は「前ならえ」の要領で手を伸ばしたところから45度のところまで。
スーッと動かしてもその範囲内でピタ!と止める。
この「止める」という動作が二の腕にすごく効くみたいです。
私の肩の筋肉が発達しているのと、
二の腕に余計なおニクが付いていないのは、日舞のたまものだと思います。
あとは振付を覚え、
曲の中の役の感情を読み取り、
それを体現するっていう脳の筋トレも重要なエクササイズです。
先のことを考えながらカラダを動かすことで
周りのことがよく見えるようになったり、要領がよくなったりするようです。
80歳になってもできる踊り。
興味がありましたら是非教室の門戸を叩いてみてくださいね♪