日本舞踊師範&留学アドバイザー『ゆうこ』のブログ@群馬・桐生

海外留学・旅行会社勤務の経験と、日舞と着物の師範という立場で、留学のアドバイスを致します。群馬県桐生市は和の文化がギュッと詰まった素敵なまち。ここから留学準備を応援していきます。

やりたいことをやる、という人生に向き合う機会をくれた女性 ~刺繍作家・大澤紀代美さん~

ステキな笑顔で写真を撮らせてくれた「大澤紀代美さん」。

紀代美さんの後ろに飾られている絵のような村山元首相は紀代美さんの作品、

刺繍でできています。

どう見ても絵画にしか見えませんよね?!

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大澤紀代美さんは刺繍作家として初めて、黄綬褒章を受章。山本寛斎さんやドン小西さんらの作品を数多く制作しています。使うのは伝統的な「横振りミシン」。針の動きを膝の横のレバーで操作し縫い幅を調整します。下書きは一切せずレバーと生地を自在に操り刺繍を施していきますが、その作品はまるで絵画のよう。糸で描き出す緻密な線で躍動感が表現されています。 (出没!アド街ック天国より)

裕福なお家に育ち、幼いころから画家を目指していた紀代美さん。

17歳で横振り刺繍を目にし、「ミシンで絵が描ける」ことに大変な感銘を受け、この道でやっていく!と決められたそうです。

が、当時、刺繍やミシン仕事をする『女工さん』と呼ばれる女性の地位は低く、親からもわざわざそんな仕事につかなくても…と、反対があったそうです。

でも、その想いと努力で刺繍の技術の習得をされ、現在の技術と地位に至るそうです。

 

数々の賞を受賞し、

講師やプロデュースをされる一方で、

7○歳になられる今も現役の作家として作品を作り続け、

国内外問わず個展を開催されたり、

後身の育成にもチカラを注いでおられる、パワフルで素敵な女性です。

 

横振り刺繍のお話を伺いながら、

紀代美さんの人生に触れ、

夢中になって物事を成し遂げていく強い気持ちと覚悟とエネルギーに、

自分の想い、思考、覚悟ややりたいことと

もう一度向き合う機会となりました。

 

ご自身の人生をかけて結果を出された紀代美さんのお話は

どの言葉も身につまされました。

 

「あなた、本気でそれをやろうとしてないわね?!

 だってそうじゃない。

 やりたいことにまい進してないんでしょ?人生に保険かけてるんでしょ?」

 

…はい、会社員してます。保険ですよね。

人生かけて、、やってないです…ううっ(涙)

 

強烈な一言で打ちのめされましたが、

紀代美さんが私の想いをちゃんと受け止めてくださっているからこそ、

何があってもブレない、傷つかない、倒れない、

本当に大事な心構えを教えてくださったのだと思っています。

 

それから、人生の先輩は私に道も与えてくださいました。

「でもね、あなたがやろうとしていることはこれからとっても必要なことよ。

 こんな風に形をかえてやってみたらどうかしらね?」

とすかさずアドバイス。

やはり視点が違うなぁ。

より現実的で必要とされる手段をいただいた感じです。

 

後身の育成として刺繍の技術を伝授されていらっしゃいますが、

人としてどう在るべきか、

日常の作法に至るまで指導されているそうです。

なぜか。

技術が向上していくと、きちんとした方々と同席する機会が増えたりする。

その時に恥をかかないように、

どの人たちとも対等にお話ができるように。

だそうです。

まさに、愛のある人材育成をされています。

 

紀代美さんのギャラリーで

刺繍の技術がギュッと詰まったすばらしい作品の数々で目の保養を、

紀代美さんのお話で心の栄養をいただいちゃってください。