帯揚げと帯締めと帯どめ
どうも間違われやすい帯の小物。
間違って言っている人がいると気になってしまうので簡単にお話しますね。
・帯揚げ
帯枕をガーゼなどで包み、帯の形を整えた後
みぞおちのあたりでガーゼを縛り、
それを隠すように帯枕にかけるもの。
帯の締め方によっては、帯枕を使わず
帯揚げだけで帯の形を整え、支えることもある。
・帯締め
読んで字のごとく、最後に帯の形が崩れないように締めるもの。
帯の真ん中にくるしっかりとしたひも状のもの。
夏になると細くなったり、網状になったものもつかう。
丸組より、平組のほうが格が高い。
・帯どめ
平たい帯締めに通して、胴の前にある飾り。
どうやら「どめ」という言葉から、帯をとめるものというイメージがわくのか
帯締めを帯どめと呼ぶ人が多い。
ブローチや髪飾りなどをアレンジして帯どめにすることで、
パッと見たイメージに個性がでやすい。
お茶席では茶器などを傷つけたりするかもしれないので、避ける傾向にある。
また、きちんとした華やかな席では真珠などが用いられるが
TPOによってはつけない方がよいというシチュエーションがある。
→葬儀・通夜:喪服にはNG。
でも、場所によっては黒い石なら良いというところもある。
→黒留袖:白の丸組の帯どめだけで締めるのが現在の通例。
飾り感が強いので、場面に応じた帯どめをきちんと選ぶことが必要です。
いかがでしょう?
ちょっとした言葉の違いですが、
言い間違える・聞き間違えると着付には相当支障がでますので
ちゃんと確認しておきましょうね♪